トクリュウ、闇バイト、投資詐欺etc…
時代時代で色々な犯罪が出現しますが、サクラエージェントにも怪しげな集団から依頼が入りました。
どう見ても日本人か東南アジア系のマッコレー。一味からボスと呼ばれているムキムキ欧米人。
そんな愉快な集団との不愉快な時間。
私にも落ち度がありましたが、結局は請求を踏み倒されてしまいましたので、今後のルール明確化を示すためにもその経緯をブログにしてみました。
昼下がりの非通知着信

2026年10月上旬、非通知で電話がかかってきました。
非通知着信なんて普通だったら電話に出ないものですが、実は楽天モバイルを使っている人の中には悪気なく非通知発信になってしまう人もいるため、仕事柄私は出るようにしています。
電話口は女性で、
「サクラエージェントさんですか?スマートフォンをお借り出来ると書いてあるのを見たんですけど…」
「なんだ、やっぱり普通に依頼か。」とも思ったのですが、私のところにいきなりスマホレンタルの依頼をしてくるお客さんなんて、まぁいません。ほぼほぼ「ネットが繋がらないから助けて欲しい」。これが9割です。
なので訝しみながら通話を続けたのですが、
・自宅は横浜
・(借りるスマホは)日本人が使うか外国人が使うかわからない
ということで、すでに怪しいニオイがプンプンしてました。
一つ一つ確認して、3回電話がかかってきた結果、割と近所のちゃんとしたホテルに滞在しているということでしたので、まず貸し出し用端末の初期化などして行ってみることにしました。
女性は「私はマッコレーです」と名乗りましたが会社名を名乗らないので、コチラから聞いてそれで答えられないなら断るべきだったのですが、
私は世の中そんなに悪い人ばかりではないと思っているので、会えば流れで名刺交換になるだろうと安直に考えて指定されたホテルへ赴きました。
非通知着信は出てもすぐに会話が始まらなければ、転送電話で通話料を請求する詐欺である可能性があるので、一般の方は『非通知着信拒否』の設定にしておくことを推奨致します。
どうみても日本人なマッコレーと、怪しい集団

マッコレーが言うには滞在していたホテルの地下で携帯電話の電波が入らないそうで、
「スマホの本体を借りたい。電波はドコモがいい」と言ってきました。
サクラエージェントは仕事上、
docomo / au /softbank / 楽天モバイルの4キャリア電波を使えるようにしています。
携帯会社が発表している電波エリアより、やはり実機でどれだけ通信ができるかやってみるのが確実ですからね。
そのためマッコレーにも、「ドコモと決めずに、現地で実際にどの携帯会社の電波が一番良いか実機で検証してからSIMの手続きをしましょう」と提案をしていました。
現地到着し、指定された地下フロアに行くとお出迎えされました。でも、そのマッコレー・・・
どこからどうみても日本人です。・・・国際結婚でも、しているのかな!
そこから地下の部屋に通されて、たくさん黒Tシャツ(社名らしきプリントも無い)のスタッフさんがいらしたので「こんにちはー」と挨拶しましたが、誰一人として挨拶を返してくれる人はいませんでした…。めげずにもう一回、「よろしくお願いしまーす」と言っても、全員ド無視です。
ここはかなり大事で、挨拶を返してくれる会社さんほど、その後のリピート率は高いです。暗い雰囲気で社員同士が会話をしていないようなところは、ほぼ一回限りのサポートで終わってます。面白いですよね!
本当に、今思い返してもおかしな人たちだったので、このあたりで察知してお断わりするべきでした
スマートフォンのアンテナピクトで実際の数値を測定して、確かにドコモが一番繋がるのでドコモ系の格安SIMを提案しようと席を移しました
「名義貸しは出来ません」

スマートフォンのアンテナピクトで実際の電波状態を確認して、やはりドコモが一番繋がるのでドコモ系の格安SIMを提案しようと席を移しました。
そこで冒頭に、私からマッコレーにこう告げました。
「名義は貸しはできませんよ」
すると、「えっ!?」みたいな反応をされました。やっぱりね…僕をなんだと思ってるんだよ…。
薄々そんな気はしていましたが、スマートフォンの本体と一緒に、開通済みのSIMを貸してもらえるとでも思っていたのでしょう。この人、携帯電話契約したことあるのかな?
これは相手が怪しいからわざわざ宣言したのもありますが、普通に考えて当たり前のことです。
家族以外の異なる名義で契約した電話番号を他人に貸し与えることは、通信会社契約の明確な利用用途違反になるからです。貸す方も犯罪などに巻き込まれるリスクがあります。というか、普通に考えたら誰でもダメってわかります。
そして、契約する回線は約2週間で解約するという話をそこでされたので、
「だったらドコモとかauとか契約しないほうがよい。短期解約をしたらブラックリストに載りますよ。格安SIMなら傷は浅いからそちらにしたほうが良い。」と助言をしました。
私からはドコモ系の格安SIMで、マッコレーの申告する用途にあったプランの説明をして、おそらく想定以上の安い料金プランを提案したのでサクサクと話は進みました。
ところがそこでまたまた問題発生。
なんと、本人確認書類の所持を確認したところ、持っていなかったのです。
なんで携帯電話契約しようと思い立ってそんな大事なものを用意していないのか本当に怪しい限りですが、
それでも要望は、「今日中に携帯電話を使えるようになりたい」ということでした。
格安SIMで当日最短開通となると、本人確認書類はほぼほぼマイナンバーカードになります。
免許証でも、オンライン申込は条件は厳しくなっていてICチップ付きになってきていますし、当日でもそこそこの時間がかかります。
しかし、所持していないことと当日開通の要望、個人ではなくその集団内の何人かで使うようなニュアンスだったため、
「誰かマイナンバーカードを持っている人がいればその人のマイナンバーカードとクレジットカードで申し込めば当日開通出来ますよ」と伝えました
マッコレーは一旦部屋に戻り、席に帰ってきたときにニコニコしながら、
「ボス(本当にボスと言った!)がマイナンバーカードを持っているというから、それでやっていいことになった!」と報告してきました
よし、じゃあ手続きをしましょうというところで、相手から、
「…ところであなたは、なんの会社の人なのですか?」と聞かれました。今更何言ってんだ…
「私はインターネットのサポート業務用をしていますよ」とお答えしたところ、
また引き戻してボスに報告に行きました。帰ってきて、
「申し訳ないけどキャンセルしたい。ボスが、マイナンバーカードを提出するのはおかしいと言っている」とおかしなことを言って来ました
私は特に引き止めるつもりはないので、「別に良い。ただ、出張してきているので、最低料金で3,960円だけ下さい。」と伝え、相手も申し訳なさそうに「現金で良いですか?」と聞いてきたので、現金でも後日振込でも構いませんよ。とお答えしました。
ブログにまとめていて改めて気づいたのですが、やはり普通の会社か表だった組織ではなかったのではないかと感じました。
『仕事で使う』というなら普通なら取引先や協力会社など相手がいて使うはず。
その携帯電話番号を、二週間で解約するでしょうか?
もしかしたら、危ないことに加担させられるところだったかもしれませんね・・・
ボス、現る。

お客様都合キャンセルでの最低料金の支払いを求めて、数分後にやってきたのは、イカツイ外国人女性。
「まだ契約していないのに3,960円払えというのはおかしい!マイナンバーカードもなぜ見せなければならないのか!名刺を下さい、あなたの会社に電話をかけて確認します!」
と、いきなりブチギレてきました。
「僕が代表ですよ。SIMの契約には至っていないけど、訪問サービスで現地まで来ているので、全額ではなく最低料金はいただいているんです。」と説明すると、
「契約書を交わしていない!どこにそんなことが書いているの!」と更に捲し立ててきました。
「ホームページに書いてますよ」と淀みなく伝えると、一瞬間が空いたあと、ボスはいきなり逃げ始めました。ゴネて支払い拒否するのは不可能だと理解したのでしょう。
逃げるボスを追いかけて説明をしようとすると、ボスはこう言いました。
「私に近づかないで下さい」
…この卑怯さ、お分かりいただけるでしょうか。
たとえ相手が怪しい外国人でも、女性は女性。料金未払いで逃げている最中でも、こちらが立ち塞がると男性側は不利になる時代です。それをわかっていての言動ですから、あまりにも品性に欠ける行動ですよね。この時点でどんなに立派なホテルに滞在していようとも、まともな企業では無いでしょう。
そしてボスは次に、「警察署を呼びますよ」と言ってきました。私は、どうぞ。呼んでください。と伝えましたが、
ボスは私の言葉だけの制止を無視して部屋へと逃げていきました。
なので、ダメ元で僕からも警察に電話をして差し上げました。
「非通知発信で会社名を名乗らない集団から携帯電話契約の依頼を受けて指定されたホテルまできた。説明途中でキャンセルになったが出張しているので最低料金を請求したら支払い拒否されて部屋に逃げられ出てこない」と。
まぁ、わかっているんですけどね。案の定民事不介入で力になれない、ということでした。
ただ、私は求められて名刺を渡しているので、相手も同様の対応をして然るべきと考えるので、ボスが逃げていった怪しい集団の部屋をノックして差し上げました。
コンコンコン♪
女性の方が出てきて「今警察を呼んでいるので…」と言われましたが「はい、私も警察に電話しておきましたよ」とお伝えしてあげました。おそらく相手は警察に電話なんてしていなかったでしょう。そういえば引き下がると思っているのでしょう。
そこで、御社の名刺を下さいとお願いしたところ、「持っていません!」といわれて扉を閉められてしまいました。
えっ、名刺も持ってないの?君達、闇バイトじゃないだろうな・・・。
しかしこれはヤバい、追跡出来なくなるぞ…と、そこにいても仕方がないのでそのホテルのフロントに助けを求めに行くことにしました。
書くまでもないはずなのですが、身分証明書の提示は、格安SIMなどの通信契約の審査に使用する物であり、サクラエージェントで保管・管理を行うことはありません。
ドコモやauなどの携帯電話ショップで身分証明書がないと契約ができないのと、同じです。
「No,Way!」ボス、逃げ出す

ホテルの受付の方々には最初に「滞在者さんの依頼でスマートフォンのレンタルとSIM契約に来ました」と伝えて入館しておいたので、
フロントに戻ってきた私を見るなり「大丈夫でしたー?」とにこやかに聞いてきてくれました。
「すみません、トラブルなってしまって…お金を払わないと言っているのであの人達の会社名を教えてもらえませんか?」
とお願いしました。
ホテルの受付の方も絶句してましたが、そんな宿泊客と外来業者のトラブルなんて御免でしょう。
話は聞いてくれましたが「間に入って仲裁するという対応は出来ませんが、私からお客様にお伝えしてきますね」と集団の部屋まで行ってくれました。
フロントに立って待っていると、怪しい集団のボスと部下数名がタクシーを手配しに受付にやってきました。
私から「ちゃんとお話を聞いてもらえますか?」と言うも相手にされず、
「No way!」と言って逃げていきました笑
ホテルの役職らしき人もたまたま降りてきて、私の話を聞いてくれましたが、
「お分かりいただけると存じますが、どんな理由であれホテル側から宿泊しているお客様の情報を外部に教えることは出来ないんです」と言われました。それはそうだ。その対応は、正しいです。
その数分後、ボスはタクシーに乗るために降りてきましたが会話はできず、部下らしき人に名刺に求めても「持ってません」の一点張り。私の名刺の返却を求めても「ホテルの人渡したので持っていない」と言われそそくさとタクシーで去ってしまいました。
そこにいても進展することはないので、切り札にしている弁護士さんに相談することにしました。
「犯罪の匂いがするw」爆笑する弁護士
顧問弁護士がついているわけではないのですが、過去にも不払いのまま着信拒否で逃げようとしたオジサンに弁護士さんのお力を借りて無事に費用回収したことがあります。ちなみお金がかからないので、たまにお願いする分には私は痛くも痒くもないので、乱用はしませんが本件のような悪質な相手に対しては最後の手段として行使しております。
弁護士さんに本件の経緯を事細かに伝えると、
「なんか、犯罪のニオイがするね笑」と爆笑されました。ですよね、私の説明が足りない部分もあったでしょうけれど、客観的に聞くとそういう印象を持つと思うんです。
ただ、弁護士さんの言うことも至極当然で、
・相手から会社名を名乗らない、聞いても答えない
・自分達の携帯電話があるのにわざわざスマートフォンをレンタルして回線契約する必要があるのか
・仕事を依頼した側なのに名刺を求められても渡さないのは不自然
そして、女性という立場を利用したボスの「私に近寄らないで下さい」といって逃げる行為・・・
「そういうところから仕事を受けてはダメ。非通知で会社名を名乗らずに依頼してくる時点で社名は自分から聞くべき。仮にそれでも社名を名乗らないならそういった相手は警戒して依頼を断るべき。」
ということでした。ごもっともです。
そして残念なことに、
一人だけスタッフの苗字と携帯電話番号は聞いていたのと、弁護士さんからの開示請求ならホテル側から集団の名称を聞けると踏んでいたのですが、
相手が法人であれば会社に対して書面を送るので会社名は絶対に必要
今の時代は仮に弁護士からホテルに相手の社名を求めたとしても、ホテル側がリスクになるので答えてくれることはない
腹が立つのはわかるけれど、自分の落ち度も認め勉強になったと思って今後の仕事の受け方を考えなさい
ということでした。
私の拙い目論見は、あえなく頓挫してしまったのでした。
本件の反省点と今後の対応について
今回の素性を明かさない怪しい集団については、弁護士さんからの指摘が正論と納得し、代金は回収不可能となりました。
これは私の落ち度が大いにあるのを認めて反省せざるを得ません。
至極当たり前のことで、今後は身元のわかる相手からの依頼を受け、名前や会社名を明かせないような方からの依頼は全てお断りしなければなりません。
ただし、本件のボスが言ったような『契約書』については、今後も通常の訪問サポートでは特に作成するつもりはありません。
Wi-Fiトラブルの復旧を頼んで来た人に、契約書に署名を書かされる。そんなの堅苦しいし、「信用されてないのかな?」と逆に勘繰って、私だったら次から再依頼はしたくないです。
なので、本件のようなごく一部の頭のおかしい人達への対策のためにルールを厳格化するようなことはしたくないので、これからもインターネットに関するお悩みや困りごとを気軽にご相談いただけましたら幸いです。
最低料金につきましてはQ &Aの項目に記載しておりますが、滅多なことでは請求しません。
本件はいきさつを省いている部分もありますが最初から違和感があったので請求をした次第です。
そして実は、そんな契約書を作成しなくても仕事上の契約が成立する方法があることを。代金を踏み倒そうとする方々は総じて存じていないです。
代金を踏み倒そうとする人。サクラエージェントを開業して、過去に5件くらいあったと思います。その人達が共通して言うのが「契約書を作っていない」です。
契約書がない=お金を払う義務が無い、とこういう人たちは思うようです。
しかし、『証拠となる履歴』さえあれば契約として成立するので、過去にも契約書を交わしていない未払い者からの回収には成功しております。そんなに悪いことは出来ない世の中にはなっているのです。
でも本件は、相手の素性を追求しなかった私が悪いです。
おーい、横浜のマッコレー!本名かどうか知らんけど、オマエ、ボスになんて説明したんやー!
一番悪いの、絶対にお前やからなー!!
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